マッチ売りの少女をモチーフにしたVRアニメーション「Allumette」をプレイしたので紹介【VR】

バーチャル VR

 

VRソフトには、プレイヤーが一緒になって体験するVRゲーム以外にも、まるで実際に物語の中に入り込んでいるかのようにアニメを体験できる「VRアニメーション」が存在します。

 

今回はそんなVRアニメーションの「Allumette」を紹介していきます。Allumetteはフランス語で、日本語だと「マッチ」を意味し、Allumetteはマッチ売りの少女をモチーフとして短編アニメーションとなっています。Steamで無料配布されているので、気になる方はチェックしてみてください。それでは、「Allumette」の簡単な紹介をしていきます。

 

「Allumette」のあらすじを簡単に紹介

Penrose Studios – Allumette Trailer

物語は、誰もいない寒い夜空の下、一人の少女がマッチの入った箱を運んでいるシーンからスタートします。誰もいな夜更けに一人きりでうずくまり、帰る家もないようです。しかし、寒い夜風はそんな彼女に容赦もなく吹き付けます。

 

そんな中、少女は寒さをしのぐために箱の中の3本のマッチの内1本に火をつけます。すると、マッチの火はその光の強さを増し、まばゆい光となって少女の周りを包み込みます。

 

一度目の前が真っ白になると、目の前は雲の上、そして雲の上を進む一艘(いっそう)の船が見えてきます。船には少女とその母親らしき女性が乗っているのが見えます。先ほどとはうって変わって、母親と話す少女はとても幸せそうです。

 

しかしそこで目の前が真っ白になり、気が付くと再び寒い夜の街に戻っていることに気が付きます。そう、あれは少女の遠い過去、まだ母親と一緒に幸せに暮らしていたときの想い出だったのです。あの光景が忘れられない、少女はもう1本のマッチを手にし、もう一度火をつけます。再び目の前を光が包み込み、目の前に広がるのはー

 

と、ここからがいい所なのですが、あらすじの紹介はここまで。「彼女に過去に何があったのか?」、「少女は助かるの?」と気になった方は、Steamにて無料でダウンロードできるので、ぜひ実際に体験してみてください。

 

Allumette on Steam
Allumette tells a story about love, sacrifice and a deep bond between a young girl and her mother.

全体的な感想

 

VRとしても物語としても、非常に作りこまれた完成度の高いアニメーションだったと感じます。マッチ売りの少女をモチーフにしただけあって全体的な内容は非常に似ていますが、「Allumette」は雲の上を進む船やカラフルででかいマッチなど、本家をよりファンタジックにした印象です。実際に見てみて、テーマは「母と娘の愛」でしょうかね。

 

それだけならただの「マッチ売りの少女のオマージュアニメ」だったのですが、VRで実際に物語の中に入り込めることで、物語中でセリフはないものの、まるで実際に生きているかのような少女の表情やその動きに自分でも驚くくらい感情移入していました。

 

また、「少女と母親の船は、近付くと中を覗き込むことができる」というVRだからこそできるギミックがあり、そこがまた「あ~VRやってるな~」と感じさせてくれます。この覗き込みアクション、少女の過去を解くための重要なアクションになるので迷ったら積極的に行うことをお勧めします。

 

最後に、実際に体験したプレイヤーとして言わせてもらうと、ただぼーと見ているのではなく、積極的に顔を巡らせて物語を理解しようとすることが、この「Allumette」の一番の楽しみ方です。

 

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