PCなしで6DoF!Oculusの最新型ヘッドセット「Oculus Quest」を簡単に紹介

バーチャル VR

 

どうも、湯川です。

最近はVR業界も活発で、いろんな会社がいろんなヘッドセットを毎日のように見ます。

 

今日はそんなたくさんあるヘッドセットの中の有名なOculus社の最新型ヘッドセット「Oculus Quest」を紹介していきます。

 

Oculus Questとは

Oculus Questとは、Oculus社が開発したVR用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。

 

Oculus社はこれまでにも、VRヘッドセットとして「Oculus Rift」、「Oculus Go」などを開発してきたVR業界を代表する会社です。(現在はFacebook社に買収されています)

 

Oculus Questは、それらのRiftとGoに継ぐ第3のヘッドセットとして2018年9月末に発表されました。(Gear VRがあるので正確には4代目ですが)

 

Oculus Questの販売は来年2019年の春ごろ、値段は399ドルからと予定されています。

 

歴代のRiftとGoを超えた機能

 

ここでは、これまでのRiftとGoと比べながら今回のQuestの特徴と、どの点で進化したのかを簡単に説明していきます。

 

Questの1番の大きな特徴は何かと聞かれればそれは、

 

PCやケーブルなどの特別な機械なしで、6DoFの高品質なVRを体験できる

 

という点です。(※6DoFについては以下で説明します

つまり、今までは6DoFのような高品質なVRを体験するには、ゲーミングPCと専用のケーブルなどが必要だったのが、Questではそれらの専用機器なしでも6DoFのVRを体験できるということです。

 

Oculus公式サイト

 

3DoFと6DoFを軽く説明

 

ここで、6DoFについて軽く説明しておきます。(知ってたら読み飛ばしてください)

DoFとは、VRを体験するときの体感具合に大きく影響してくる、いわゆる「VR空間でどれだけ自由に動けるか」の度合いとなります。

 

  • 3DoFは、VR空間を3方向(視線)を動かすことができる
  • 6DoFは、VR空間を6方向(視線+体の動き)を動かすことができる

 

イラスト屋にわかりやすい画像があったので、それを使って説明します。

 

3DoFは、上の図のように視線だけを「左右」、「上下」、「前後」の3方向に動かすことができます。

 

このとき、顔を左右前後に動かせばその通りの景色も変わります。しかし、3DoFは視線だけなのでプレイヤーに動くことができません。

 

正確に言えば、現実の空間で動いても視線はVR空間内の特定の場所に固定された位置にあり、VR空間内のものに自由に近づくことができないのです。

 

もうわかると思いますが、6DoFでは先ほどの3DoFで実現できなかった「VR空間内のものに近づく」ことができます。

 

つまりは、体に対しても前後左右上下の3方向移動が可能になったというわけです。そして当然ですが、3DoFよりも6DoFのほうがVRとして品質の高いコンテンツとして扱われています。

 

みなさんが一般的に想像するVRがこの6DoFですね。

ちなみに私の持っているVIVEは6DoFです。

 

RiftとGoとQuestを比較しよう【表付き】

 

現在のヘッドセットでは、その価格や品質を決める代表的な指標として以下の3つの項目がチェックされます。

 

  • ゲーミングPCが必要か
  • トラッキングセンサーが必要か
  • 3DoFか6DoFか

 

先ほども言いましたが、DoFの違いはVR空間内での没入感に影響するとてもたいせつな要素でした。現在VRの最高品質といえば6DoFを指すのが一般的です。

 

また、通常VR内で6DoFを実現するにはプレイヤーの前後左右の動きをかんちするトラッキングセンサーという専用の機械が必要でした。とてもお高いです。

 

他にも、VRで映像を処理するためにはそれなりの画像処理能力が必要になり、これにも専用のゲーミングPCというこれまた超お高いものが必要になるのです。

 

以上を踏まえたうえで、RiftとGoを比較してみると以下のようになります。

ヘッドセット PC センサー DoF
Oculus Rift 必要 必要 6DoF
Oculus Go 不要 不要 3DoF
Oculus Quest 不要 不要 6DoF

(デメリットが赤文字、メリットが青文字)

 

見るとわかる通り、RiftではPCやセンサーなどが必要になるがその分6DoFを体験でき、Goではそれらの機械が不要になるが3DoFになるので若干品質は劣ります。

 

どちらも一長一短

 

その点、Questはどうでしょうか。

上の表を見ればわかる通り、「専用の機械はいらないのに6DoF」というRiftとGoのいいとこ取りをしたような機能を持っています。

OC5 Superhot VR demo

上の動画は、実際にQuestをプレイしているデモ体験の様子です。

ケーブルなどにつながれていないので、開放感のある自由なVR体験が実現されています。

 

すごい!

これが技術の進歩なのか!

 

これが販売されれば、「6DoFの本格VRを体験したいけど機材を買うお金がな~」とVRに興味を持っている層がVRを手軽に体験するための強い一押しになるでしょう。

VR人口も増し増しですね。

 

Questの秘訣『Oculus Insight』

 

では、このQuestの反則的な機能はいったい何によって実現できているのか?

 

それは、インサイドアウト方式のポジショントラッキング技術「Oculus Insight」という特別なトラッキング方式にあります。

 

今までの6DoF対応のHMDでは、頭のトラッキングにはヘッドセット、体のトラッキングにはトラッキングセンサーを使っていました。

 

Oculus Insightでは、ヘッドセット前部について機械で上記の頭と体のトラッキングを同時に行ってしまいます。なので、6DoFを実現するのもQuest単体で成り立っているわけですね。

 

1つだけ心配な点が

 

今までの説明からだと、一見完璧なヘッドセットに見えるQuestですが、1つだけ心配な点があります。

 

それは、「体の後ろのトラッキングはどれかで正確にできるのか」という点です。

 

先ほども言ったように、VR内での体の動きはトラッキングセンサーによって再現されています。このとき、従来のHMDでは体の全体を囲うようにしてセンサーを配置することで、体全体の動きを細かく検知していました。

 

しかしこのQuestは、トラッキングセンサーがヘッドセットの前部に設置されています。なので、体全体の動きを網羅的に検知するのは難しいのでは?と心配になるのです。

 

もちろんOculus側も「Questのトラッキング範囲はそれを考慮した広いものになっている」といっていますが、さすがに体の真後ろあたりなどでの細かい動きは再現できない、あるいは、従来のHMDと差が出ると考えます。

 

デモ体験をした人の話だと問題ないように見えますが…

まあ、ないものに対していろいろ言っても結局は机上の空論。

 

もし来年の春に余裕があったら、実際に購入してそのハイエンドVRを楽しみたいと思います。レビューもその時ですね。

 

以上です。

では。

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